令和2年度は、年初から新型コロナウイルスの猛威にさらされ、その感染拡大防止のために甲子園選抜大会、春の地方大会、そして夏の甲子園大会及び県予選も中止となる異例の年度となりました。昨年秋の県大会において私学相手に一歩も引かない戦いを見せてくれた選手たちは、今年こその決意で冬の厳しいトレーニングに耐え、体を一回りも二回りも大きく作り込んできました。あとは結果を出すのみと期待と希望を抱いていた矢先の中止決定となり、選手たちには掛ける言葉も見つかりません。
 活動自粛要請を受け満足な練習もできないまま始まった新年度ですが、部長・監督を新たに迎えた野球部は、13名の選手と2名のマネージャーが加わり総勢42名となりました。5月に入り活動自粛が解除、5月後半からは練習試合も可能となり、7月14日から始まる令和2年度夏季県高校野球大会に向けて生徒たちは間違いなく前を向いて日々頑張っております。生徒たちにはこの令和2年という年に何が起こり、そして自分が何を思いどのように行動したか、そして夏季県高校野球大会が終わった時にどのように感じたか。それらの思いを決して忘れないよう胸に刻み、将来の活動に役立ててもらいたいと願います。
 さて本来であれば、新部長・新監督のもとでどのような試合を見せてくれるのか、今年も0Bの皆様と一緒に試合観戦をと願っておりました。しかし大会そのものが無観客での実施の方向で、報道発表でしか結果を知ることができないということは非常に残念に思います。OBの皆様には出来る限りホームページや文書等で野球部の情報を発信していきたいと思いますので、引き続きのご支援を宜しくお願いいたします。


青森高校硬式野球部OB会 甲田クラブ
会長 逢坂 政明